従業員数名の会社で、議事録の起票・チャット対応・営業リスト作り・経営資料をぜんぶAIに運ばせている経営者が書いた、「AIツールの本」ではない教科書。
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経営者仲間の集まりで、AIの話題が出ない日はなくなりました。「もう使ってるよ」という顔をしながら、内心こう思っていないでしょうか。
うちの会社は、何も変わっていない。
ChatGPTを契約してみた。社員に「使ってみて」と言ってみた。議事録の要約を作らせてみた。最初の1週間だけ何人かが触って──3週間後には、誰も使っていない。
危機感はあるのです。「AIを使えない会社は淘汰される」と毎日どこかで聞かされている。でも、何から手をつければいいのか分からない。セミナーに出ても、ツールの紹介ばかりで自社の業務と繋がらない。コンサルに聞けば数百万円の見積もりが返ってくる。
そうして「様子を見る」を選んだまま、また1年が過ぎようとしています。
ツールを契約した会社は山ほどあります。しかし、AIで業務が実際に変わった会社は、まだ驚くほど少ない。
この差は、「良いツールを知っているか」の差ではありません。社員のやる気の差でも、ITリテラシーの差でもありません。
「どの業務を、どう変えるか」という設計の差です。
本書が提案するのは、AIの「使い方」ではありません。向きの逆転です。
人がAIを使う限り、忙しい人はAIを使わなくなります。使うこと自体が、仕事への上乗せだからです。目指すべきは逆で、人が何もしなくても業務がAIによって前へ運ばれ、人は要所でYes/Noを判断するだけの状態。本書ではこれを「AI駆動経営」と呼びます。
著者の会社(愛媛の従業員数名の会社です)では、いまこうなっています。
特別な人材を採用したわけでも、高額なシステムを買ったわけでもありません。失敗しながら辿り着いた「型」があるだけです。本書はその型を、実在する会社の実例だけで解説した43ページの教科書です。
なぜ「AIツール導入」は3週間で止まるのか?中小企業のAI導入・4つの失敗パターン(あなたの会社はどれに当てはまるか、読みながら確認してください。4つとも欠けているものは同じです)
数名の会社に10個のシステムがある理由。複雑に見えるAI駆動経営が、実はたった3層のシンプルな構造でできていることの種明かし(そしてあなたの会社が最初に作るのは、そのうちの「1箱」だけです)
実在の企業に営業メールを誤送信しかけた日。この失敗から生まれた、AIの事故を「注意」ではなく「構造」で消す設計原則とは?(外部に何かを送る仕組みを作る前に、必ず読んでください)
メール営業だけ頑張っても、市場の9割に最初から届かない?営業リストの接触経路を実測して分かった意外な数字と、それが変えた戦略(感覚でチャネルを選んでいる会社は、この数字を見てからにしてください)
AIの集計が報告してきた「億単位の眠っている商談」の正体。ぬか喜びで終わったこの一件が、なぜ経営の最重要発見に化けたのか?(AIの分析は、正しい答えの前に「正しい問い」を連れてきます)
最初の1業務の選び方と30日プラン。そのまま使える業務棚卸しワークシート、AIへの指示が劇的に安定する「5要素の型」、始める前に1枚作るべき社内ガードレール7か条のたたき台つき
「セキュリティが心配」「AIが間違えたら誰の責任?」「うちはITと縁遠い業種」──経営者から必ず出る6つの反論への回答集(社内で反対にあったとき、そのまま使えます)
仕組みの本の結論が、なぜ「人」なのか。AI駆動経営の投資対効果を最終的に決める2つの能力と、その育成に使える国の助成金という追い風の話